願事霊奏上御霊視示

願事霊奏上は、人生に動かすことのできない哲学として考えて結構です。要するに哲学とは根本原理の追及であります。非常に硬く考えなくても結構ですが、人生の中で動かすことの難しい事は三つあります。
それは、因縁という言葉、運命という言葉、宿命という言葉です。この三つの要素が絡み合い、一人の人間の幸、不幸を左右して、人生が出来上がってきます。

数千人の方が犠牲となった事件がありました。
犠牲になった方々は何も悪くない。
しかしある日突然、悪いものから影響を受けてしまう事実があります。

この事件から生還された方がこう仰っていました。
「あの時、もし右に曲がっていたら、もし◯◯に会わなかったら、もし◯◯をしなかったら、このようなもし、がたくさんある。その中でひとつでも選択を違えていたら、今ここに私は存在いないでしょう。」

私たちひとりひとりの人生も同じなのです。
ひとつでも選択を違えていたら、違った人生を歩むことになるのです。

因縁、運命、宿命。
人生には逃げ道があります。
逃げ道を上手に使っていくことが非常に大切なことだと思います。